静岡の勉強会で始まった、3年の業務委託関係
私は業務委託でマンションリサーチに携わっているエンジニアです。きっかけは、CTOの杉山との出会いでした。当時、私は人づてで仕事をもらっていて、人とのつながりを大切にして働いていました。
静岡県東部で開催していた勉強会に杉山が参加していたんです。といっても、本当に3〜4人しか集まらない小さな勉強会で、その中で自然とお互いのことを知りました。その場で「マンションリサーチで働いてみないか」と声をかけていただき、それから3年以上お世話になっています。
エンジニア目線で言うと、杉山が開発環境の整備にお金を惜しまず投資してくれることが本当にありがたいです。最近では、AIを使ったプログラミングが主流になってきていますが、様々なAIツールを試すのにも費用がかかります。それも会社が契約してくれるので、惜しみなく環境を提供してくれる投資姿勢は、エンジニアとして非常にやりやすい環境です。
ユーザーの顔を思い浮かべながら、システムを作る
現在は戦略支援チームに所属し、「ロボ査定」や「FDC(不動産データクラウド)」といったシステムの開発・修正を担当しています。エラーやバグの修正はもちろん、営業チームから「こういう機能を追加したい」という要望があれば実装も行うのが主な業務です。
基本的には個人作業で、会議でタスクを決めた後は、それぞれが別々の作業を進めています。困ったことがあれば、経験豊富なメンバーに技術的なことをよく聞かせてもらっています。
仕事を進める上で常に心がけているのは、最終的にシステムを使ってくれる人の顔を思い浮かべることです。私たちが作るシステムは、不動産会社の方々が契約して使うもの。その人たちが使いやすいように、どうすればいいかを常に考えながら開発しています。
AIの時代でも、楽しみながら成長していく
仕事でやりがいを感じるのは、営業の方から「ユーザーさんがこう言ってました」という声を聞いたときです。直接お会いすることはありませんが、喜んでもらえたという話や、機能追加によって売上が向上したという報告を受けると、「作ってよかった」と心から思います。
AIの急速な発展で、エンジニアの仕事も大きく変わってきています。コーディング自体はAIができるようになってきましたが、私は道具の進化だと捉えています。大工さんのトンカチが電動工具に変わったように、本で調べていたのがGoogleになり、今度はAIになっただけ。道具が変わることで楽しみ方も変わりますが、それはそれで新しい楽しみを見つけていけばいいのではないでしょうか。
今後は、自分の得意領域を活かしつつ、技術の幅を広げていきたいところです。現在はJavaScriptなど画面上で動くプログラムが得意ですが、他のメンバーが担当しているようなバックエンド領域—ユーザーの目には見えない、システムの根幹部分—にも挑戦したいと思っています。この領域は、AIでもまだ解決が難しい部分。この分野のスキルを身につけることで、AIが発展しても重宝される技術者になれるのではないかと考えています。