消防士からエンジニアへ。弟のテニスクラブがつないだ縁
私は静岡県伊豆市にて約6年間、消防士として勤務しておりました。転機となったのは、業務の一環として携わっていた事務作業を通じて、「デスクワークの面白さ」に気づいたことでした。そこからIT分野への関心が芽生え、本格的なキャリア転換を志すようになりました。
ITに関心を持ち始めた矢先、弟のテニスクラブでの縁から、現CTOである杉山との出会いがありました。「ITに興味があるのであれば教えるよ」という言葉をいただき、基礎から技術指導を受ける中でエンジニアとしての道が開かれていきました。1年間の独学と実践を経て、2024年4月にマンションリサーチ株式会社へ入社いたしました。
入社を決意した最大の理由は、社員一人ひとりの提案や主体性を重要視する環境に魅力を感じたためです。自身の関心領域や強みを積極的に発信し、それが業務に直結する機会が与えられる文化に惹かれました。「自らの意志と行動で価値を創出できる環境」であると確信し、エンジニアとして成長できる場だと感じたことが決め手となりました。
多様なバックグラウンドが融合する温かなチーム
マンションリサーチには、不動産業界出身者に限らず、私のように消防やアパレル業界など、異なる領域から転職してきたメンバーが多数在籍しています。そのため、社内には互いを尊重し支え合う空気があり、競争というよりも「チームとして価値を生み出す」という意識が根付いています。
私自身、タイピングすらままならない状態から「ITに興味がある」という一心で学び始め、右も左も分からない状況からのスタートでした。正直なところ、不安も少なくありませんでしたが、入社後はメンバーに丁寧に支えていただき、安心して挑戦を積み重ねられる環境に感謝しています。現在では、エンジニアとしての業務に大きなやりがいを感じています。
AIをパートナーに、判断力を磨く
現在は戦略支援チームに所属し、「ロボ査定」および「FDC(不動産データクラウド)」の開発業務に携わっています。特に現在注力しているのは、一棟物件に特化した検索サービスの構築です。マンションやアパートの過去の売買事例をもとに、管理会社や土地面積等の情報を視覚的に分かりやすく提示するシステムの開発を担当しています。入社2年目としては大きなプロジェクトですが、日々の挑戦を楽しみながら取り組んでいます。
AIが身近な存在となった今、私は「まず自分で考え抜いた上でAIを活用する」という姿勢を大切にしています。仕組みを理解しないまま生成されたコードを使っても、本質的な知識やスキルにはつながりません。今の自分の状況から判断するとAIはあくまで“最良のヒントをくれるパートナー”という位置づけで捉え、思考の補助として活用しています。
今後の目標
今後の目標は、戦略支援領域において「仲原に相談すれば間違いない」と信頼される存在になることです。現在は頼れる先輩エンジニアに支えられていますが、将来的には自らが課題解決の中心となり、周囲をリードできるエンジニアを目指しています。